ひとくちに「お風呂掃除」といっても、汚れている箇所や汚れの種類によっては掃除のやり方が
全然違ってたりします。体も痛くなりやすいお風呂掃除。
できるだけ効率的にキレイにする掃除方法を徹底解説スタートです。
お風呂の汚れの種類とは?
まず掃除するべき汚れが何か理解するとやり方がわかってきます。
ピンク色の汚れ :カビ系
床や水道の周りにピンク色のぬるぬるした汚れがあるのを見た人も多いはず。
これらは菌が原因で、通称「赤カビ」といわれるものです。
スポンジでも何でも、洗剤とでこすれば簡単に落ちます。
黒色の汚れ:カビ系
この黒い汚れももともとの原因は赤カビと同じ菌なのですが、こいつの厄介なところは根を張って奥深くまで浸透している点なんです。
通称「黒カビ」といわれるこの汚れは
塩素系漂白剤などを使わないと落ちない場合が多々あります。
白っぽい汚れ
鏡や浴槽の縁などにこすってもこすっても水が同じ形に残るような経験はありませんか?
これは「水アカ」です。
付きたての水アカならこすってすぐ落ちる場合もありますが、時間がたってしまうとそうもいきません。
アルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使うと落としやすいです。
皮脂汚れ
一見すると黒カビと見分けがつきづらいかもしれませんが、こちらは体などから出る皮脂がたまってできる汚れです。
床が黒ずんできたような印象のよごれです。
こちらは酸性の汚れですので、アルカリ性の洗剤が相性がいいです。
掃除する場所とやり方、頻度
お風呂で掃除するべき場所はだいたい決まっています。それぞれの箇所の汚れの種類と掃除のやり方を解説していきます。
よく使う浴槽はできればさっと毎日

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汚れ
- 皮脂汚れ
- 水アカ
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洗剤・道具
- 中性洗剤
- スポンジ
- 小さいブラシ
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頻度
- できれば毎日、最低でも週1~2回
あくまで毎日浴槽を使っている場合は、できれば毎日さっと掃除するのが理想的です。
1人暮らしでほとんどシャワーだけという場合はまた別ですが。

床は黒ずむ前に定期的にお掃除 黒ずんだら重曹で!

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汚れ
- 皮脂汚れ
- 水アカ
- カビ系
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洗剤・道具
- 中性洗剤
- 重曹
- スポンジ
- ブラシ
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頻度
- 週1~2回
床はカビが生えてくるポイントです。ほっておくと黒カビにまで発展するので注意です。
中性洗剤でこすりましょう。また、酸性の皮脂がたまりやすい場所でもあります。
黒ずんできたら重曹が活躍します。
壁・蛇口の根本は細かいブラシで

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汚れ
- 皮脂汚れ
- 水アカ
- カビ系
-
洗剤・道具
- 中性洗剤
- 場合によっては塩素系洗剤
- スポンジ
- 小さなブラシ
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頻度
- 週1~2回
お風呂の壁やドアを掃除する時は腰の位置より下を重点的に掃除します。
入浴時のお湯のハネは腰より下の位置によくつきます。
また蛇口の目元、パッキン、鏡の接着のきわ、洗面台の接着部分など細かいところには
小さなブラシが役に立ちます。 いらない歯ブラシがおススメです。
それでも細かい所にカビが浸透してしまうと塩素系で強力にカビを除去していきましょう。
鏡

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汚れ
- 皮脂汚れ
- 水アカ
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洗剤・道具
- 酸性洗剤
- 場合によってはクエン酸
- 場合によっては 重曹スプレー
- スポンジ
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頻度
- 週1回
鏡には水アカが主にこびりつきます。酸性洗剤やクエン酸水を使ってスポンジでこすりましょう。
また皮脂汚れも付着している場合もあります。重曹スプレーをかけてこすりましょう。
粉末の重曹のようなものは鏡の表面を傷つけるかもしれません。スプレーがおススメです。
また各洗剤をキッチンペーパーに浸し、表面に貼りつけてラップしてしばらく放置してから
こすると汚れはもっときれいになります。
風呂釜・ボトルなど小物類

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汚れ
- 皮脂汚れ(小物類)
- 水アカ(小物類)
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洗剤・道具
- 重曹
- 風呂釜用洗浄剤
- スポンジ
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頻度
- 週1回(小物類)
- 月1回(風呂釜だけであれば)
シャンプーボトルなどの小物類には皮脂や水アカ汚れが混じって付いています。
よって重曹の出番です。浴槽にお湯を張って重曹を混ぜてから小物を一気にいれてつけ置きすればOKです。
ただ今回風呂釜と同じくくりにしているのには理由があります。
風呂釜洗浄も専用の洗浄剤を浴槽に張ったお湯に入れて追い焚きしてつけ置きします。
つまりこのときに小物類も一緒に入れれば同時に洗浄が可能なんです!
効率的にキレイにしていきましょう。
浴槽のふた

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汚れ
- 皮脂汚れ
- 水アカ
- カビ系
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洗剤・道具
- 中性洗剤
- 場合によっては塩素系洗剤
- スポンジ
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頻度
- 週1回(浴槽を毎日使用の場合)
浴槽のふたは最初に水でぬらしておいてから洗剤でこすると伸びがよく汚れが隅々まで落ちます。
またカビができやすい場所でもあります。黒カビまでいってれば塩素系で落としましょう。
排水口

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汚れ
- カビ系・菌
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洗剤・道具
- 塩素系洗剤
- スポンジ
- 小さいブラシ
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頻度
- 週1回
排水口にはいろんな汚れが集まり、菌の繁殖が始まります。
ネットにひっかかった髪の毛などを取り除き塩素系洗剤をかけて20~30分放置してください。
こびりついた汚れが気になる場合はスポンジやブラシでこすってください。
細かい箇所には要らない歯ブラシが役に立ちそうです。
天井
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汚れ
- カビ系・ホコリ
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洗剤・道具
- 塩素系洗剤
- ペーパーモップ
- アルコール系
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頻度
- 週1回
高い場所なのでクイックルワイパーなどのペーパーモップがあれば助かります。アルコールをつけて
こすりましょう。また汚れが浸透して黒カビになっている場合塩素系洗剤を使いましょう。
換気扇
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頻度
- 月1回
換気扇もホコリがたまれば嫌なニオイの原因になります。定期的に確認してできる範囲で掃除しましょう。
フィルターは自分でも掃除できる箇所です。
①電源を切る
②フィルターを外す
③フィルターを掃除機で吸う
④水ぶきする
⑤乾かしてまたつける
かなり汚れがたまっている場合や徹底的にお掃除する場合はプロの業者さんに頼むのも
視野にいれておきましょう。
エプロン
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頻度
- 年に1~2回
こちらも一般にはあまりなじみのない箇所です。
浴槽の側面についているカバーです。取り外すと黒カビがびっしりなんていうのも多々あります。
一応、自分でやるときは説明書を見ながら取り外し、塩素系洗剤をきっちりかけて掃除しましょう。
無理なら迷わず業者さんへ依頼をおススメします。
まとめ
適した頻度で効率的に掃除をして清潔なお風呂を保ちましょう。
そして、汚れがひどくなったいる場合、徹底的にキレイにする場合、
業者さんにもきいてみましょう。
