洗濯物にいやなニオイをつけないためにも大事な洗濯機の掃除。
大体、洗濯槽の掃除をするときは
- 塩素系クリーナー
- 酸素系クリーナー
- 重曹
の洗剤が主流ですが、
最近、洗濯機の掃除でちょこちょこ耳にする「オキシクリーン」
今回は洗濯槽の掃除に使う今流行りのオキシクリーンを解説。
オキシクリーンって何?
オキシクリーンの主成分

まずオキシクリーンっていうのは何なのかということですよね。
実はこのオキシクリーン、分類的には酸素系の1種なんです。


酸素系漂白剤の主な成分は 「過炭酸ナトリウム」です。
これは塩素系ほど激しくないナチュラルな成分の中で
比較的アルカリ性の高い漂白作用がある成分。
もちろんこれがオキシクリーンにも入っています。
ところが、オキシクリーンにはもう1つ成分が入っていました。
「炭酸ナトリウム」

酸素系との違い
炭酸ナトリウムは別名炭酸塩ともいい、強アルカリ性の成分です。
過炭酸ナトリウムよりも重曹よりもアルカリ性が強いのです。
- アルカリ性がまあまあ強い「過炭酸ナトリウム」
- アルカリ性がとても強い「炭酸ナトリウム」
が合わさって洗剤となっているので、キレイになるのもわかるといったところでしょうか?

オキシクリーンの使い方 「オキシ漬け」とは?
オキシ漬けってきいたことありますか?
強いアルカリ性成分のはいったオキシクリーン。つけ置き洗いにかなりの実力を発揮します。
お湯にオキシクリーンを溶かしつけ置きしておくのが「オキシ漬け」です。
漬けておくだけでだんだんキレイになるということで最近、大注目されているのも
うなずけます。

オキシクリーンには日本版とアメリカ版がある!


オキシクリーンには日本版とアメリカ版があり少々、異なります。
まず、アメリカ版の方が大容量です。4.98kgのものや2.27kgのものがアメリカ版。

日本版は1.5kgのものとなります。
付属しているスプーンも大きさが日本の方が小さく4分の1くらいです。
そして、最大の違いは
アメリカ版には 塩素・界面活性剤が入っています!
日本版には入っていません。
安心安全よりも頑固な汚れをおとしたい!!という方は
アメリカ版の方がおススメです。
つけ置きの時間は?

一応、公式サイトには6時間以内と書かれています。
ただ4時間以降は汚れの落ち具合があまり変わらないという意見もあります。
私も1度試してみたときは、たしかに最後の方は一緒かなという印象でした。
作業的には「洗濯機を洗い運転」⇒1時間放置⇒「運転」⇒1時間放置の
繰り返しですので、4時間くらいたった後は放置してみて汚れの出方がそんなにないなと
感じたらストップしてみたらいいのではないかと思いました。

オキシクリーン洗浄のやり方
①ホコリ取りネットをはずす
汚れが浮いてくるのでそれが付着しないようにあらかじめ取り外しておきます。
②オキシクリーン溶液をつくって洗濯機に入れる
40~60度のお湯にオキシクリーンを溶かします。
10Lのお湯に対して日本版、アメリカ版ともに100gのオキシクリーンが目安です。
しっかり溶かして溶け残りがないようにするのがコツです。
③洗濯機にお湯を高水位までためる
お湯を洗濯機に注ぎます。こちらも40~60度とはいわれていますが、
洗濯機によっては高温お湯禁止の場合もあります。50度以内にした方が無難な
ときもあるので、取扱説明書をきちんと読んでください。
④10分普通に洗いの運転をする
⑤その後一時停止をして1時間放置する
⑥汚れが浮いてくるのでごみ取りネットなどですくって取り除く
⑥その後は 洗いを5分⇒1時間放置を繰り返す
どれだけ繰り返すかは上記の「つけ置きの時間は?」を参考にしてください。
⑦通常の洗いの運転を仕上げに2回する
おわった後、洗濯槽の底や側面に汚れがついている場合、ふき取ってください。
以上で終了です。
まとめ
塩素系のほうがよく落ちた、オキシクリーナーの方がよかった、場合によって様々な意見があるでしょうが、
洗浄力が強いのは事実です。
分量を守って洗濯機をカビから守りましょう。